今日はお葬式に参って来ました。
享年82歳でした。
戦争中に学生時代を過ごし、高校を出ると同時に、鋸の目立て職人に弟子入りし、
その後、森駅通りに小さな店を構え、鋸の目立て一筋に生きてこられた方でした。
同級生の方が弔辞を述べられましたが、
「実直さと、確かな腕前が、客を呼び ”のこやの安さん”の名前は、玖珠郡中の大工や木こりで知らない人はいなかっただろう」ということでした。
私は、彼の息子さんが小中学生の頃お世話をした縁で、身体を悪くして車を手放すまで、ずっと自動車保険の契約をいただいていました。
(素人にはこれで上等と、私には安い鋸を世話してくれました。)
職人さんらしく口数は少ない方でしたが、時々辛口のこともおっしゃいました。
ごまかしの効かない、確かな腕前だけで生きて来られた方だけに、雄弁に語らなくても存在感を感じました。
鋸の目立ての時代は終わりましたが、
彼の残したお店は、(今は国道387の一等地)
彼の実直さをそのまま受けついだ息子に受けつがれています。
わたしは ”のこやの安司さん”の一生をうらやましく思いました。
「実直さと、確かな確かな腕前」で長い人生を乗り越えられたなんてうらやましい。
今日も棒禅三昧(・ω・)/
昼食後庭に降りて食後の一振り